ワンルームのレイアウト|狭い部屋を広く使う家具の置き方
ワンルームは、寝る・食べる・働く・しまうを1部屋でこなす必要があります。広さが足りないのではなく、用途が重なっているのに家具を用途ごとに買ってしまうことが窮屈さの原因であることがほとんどです。この記事では、実寸をもとに「何が入って、何が入らないか」をはっきりさせます。3Dシミュレーターで置きながら読むと判断が早くなります。
まず「入らないもの」を知る
広さ別に、置いた時点で通路が成立しなくなる組み合わせがあります。目安は次のとおりです。
| 広さ | 寸法の一例 | 入るもの | 諦めたほうがよいもの |
|---|---|---|---|
| 4.5畳 | 約 255 × 255cm | シングルベッド+小さな収納 | ソファ、ダイニングテーブル |
| 6畳 | 約 364 × 273cm | ベッド+デスク+収納 | ソファとデスクの両立 |
| 8畳 | 約 364 × 352cm | ベッド+ソファ、または+デスク | ダブルベッド+ソファ |
「入らない」と分かっているものを最初に外すほうが、あとから買い直すより安く済みます。迷ったら、買う前に寸法を入力して置いてみてください。
狭い部屋ほど効く4つの手
1. 壁に寄せる。中央に何も置かない
これが最も効きます。部屋の中央に家具を置くと、四方に半端な隙間ができ、そのすべてが通れない幅になります。同じ家具でも壁ぎわ、できれば角に寄せるだけで、残る空間がひとつながりになります。
実際、本サイトのシミュレーターで6畳にL字ソファを1台置いて計測すると、中央では「通路が狭い」警告が4件、壁ぎわで2件、角で0件でした。家具は同じで、置き方だけの差です。
2. 高さで逃がす
床が足りないなら上に伸ばします。同じ収納量でも、幅90cm×高さ180cmの本棚は、幅180cm×高さ90cmより床を半分しか使いません。背の高い家具は入口近くや部屋の隅にまとめると、視線が抜けて圧迫感が減ります。
3. ベッド下・ベッド上を使う
ベッドは床面積の主犯です。100×195cm はシングルでも約2㎡あり、4.5畳(約6.5㎡)なら床の3割を占めます。引き出し付きやロフトタイプにすると、その面積を収納として二重に使えます。
4. 洗濯機・冷蔵庫の「使うスペース」を先に確保する
見落としやすいのがここです。冷蔵庫は扉を開くのに正面 65cm、キッチンは作業に 90cm 程度が要ります。置けても使えない配置は珍しくありません。シミュレーターでは、この使用スペースが足りないと警告が出ます。
通路の目安(このツールの判定基準)
| 場所 | 目安 |
|---|---|
| 人が通る通路 | 60cm(下回ると注意が出ます) |
| 収納の扉・引き出しの前 | 45cm(10cm 未満は開けられない扱い) |
| ドアの開閉範囲 | 家具がかかると設置不可 |
ワンルームでは 60cm を全方向で確保するのは難しく、毎日通る一本だけは 60cm を死守し、他は妥協するのが現実的です。どこを妥協したかを図で見て決められるのが、頭の中で考えるのとの差です。
買う前に確かめる
ネットショップの家具は、写真では大きさが分かりません。本サイトでは約3,100件の実商品を寸法つきで扱っており、「この部屋に置けるか」で絞り込んでから商品ページを見られます。買ってから「入らなかった」を避けるのが目的です。